夫婦喧嘩になる3つの主な原因

夫婦は生活の基本となる、最も信頼し合って、最もお互いを思いやり合うべき関係ですが、どんな夫婦でも喧嘩をしてしまうことがあります。
新婚時代には夫婦喧嘩など考えられないという仲の良いカップルでも、結婚して3年、5年と月日が経過するにつれて徐々に喧嘩が多くなってくるというのはよくあるケースです。
また結婚当初からよく喧嘩をするけれど、とても仲の良いご夫婦もいます。
喧嘩が全て悪いというものではなく、喧嘩してお互いの本当の気持ちや考えていることをしっかり打ち明け合うきっかけになればその後の夫婦関係にプラスとなっていくでしょう。
また、夫婦喧嘩の原因となる事を知って地雷を避けて生活することも夫婦円満の知恵です
多くの夫婦喧嘩の原因となる3つの事柄をご紹介します。

お金や経済が原因の喧嘩

多くの夫婦が経済をともにして生活しています。
共働きの場合には別々に会計を握って、家計にそれぞれ出し合うというケースも増えていますが、多くの夫婦が夫から妻が給料を預かる形で家庭の経済を回しています。
あの時の買い物の代金は小遣いから出したのに返してもらっていないとか、家に入れてもらう給料が少なくて生活が苦しいなどさまざまなお金に関する不満がたまりがちになります。
お金は人生を豊かに生きていく上で必要なもので、夫婦といえども金額に関わらずきちんと正面から捉える必要があります。
少額の買い物でも夫婦間でお金の貸し借りがあった場合にはきちんと忘れずに支払いましょう。
もし夫の収入が少なく生活が苦しいなどの不満があった場合には、夫をただ攻めるのではなく、妻がどのような努力をできるのか考えて提案するのが喧嘩を避けるポイントとなります。
家計を引き締める、パートやアルバイトなど働きに出るなど、稼ぎ手を責めることなく自分が出来ることのアイディアを出して協力できる姿勢を見せれば、お金にまつわる喧嘩を防ぎながら夫婦関係をより良いものにできます。
お金の恨みは長引きますので、その場その場で解決していくのが一番の方法です。

子供が原因の喧嘩

夫婦喧嘩の原因となりやすいのが子供の教育方針です。
塾や習い事をさせて小さい頃から教養を身につけさせたいという方もあれば、子供のうちは習い事なんてせずに思い切り外で遊ばせて上げたいと考える方もあります。
進学に関しても夫婦で意見が分かれてしまうケースが多いようです。
たとえ夫婦で子供に対する教育方針の考えが食い違っても、忘れてはいけないのが夫も妻も子供を思う愛情は同じだということです。
子供が可愛くて大事なので、将来に渡ってしっかり自分の足で歩いていく力を身に付けさせたいという愛情は同じだというところに立ち返って話し合うことが大切です。
子供は自分のせいで両親が喧嘩していることを悲しみますので、子供には喧嘩しているところを見られてはいけません。
子育てに関しての意見の食い違いは、しっかり冷静に話し合って方向性をすり合わせることが必要なのです。

配偶者の両親や親戚を悪く言うことで起こる喧嘩

結婚とは両性の同意のみに基づいて行うものと憲法にも定められていますが、実際の結婚は夫婦二人だけのものとは言い切れません。
核家族化が進んだ現代社会でも、夫と妻両方のバックには両親や親戚一同が大勢がついています。
結婚は本人同士だけでなく家と家との結びつきでもあると言えるでしょう。
相手の両親や親戚と関わる機会が多いほど、軋轢が生まれてしまうケースがあります。
年配の両親や親戚の方はアドバイスと思いさまざまな意見を夫婦に投げかけてくることもあり、それに対しての両親や親戚への不満が溜まってしまうこともあります。
相手方の両親や親戚は自分にとっては関わりたくない他人でも、配偶者にとっては大事な血を分けた家族です。
小さい頃可愛がられた思い出やお世話になった経緯など、本人にしかわからない深い結びつきがあるのです。
相手方の両親や親戚の悪口をいうのは避けるべきと言えるでしょう。
配偶者の両親や親戚を悪く言うことから、人間性に対する考え方なども関わってくる深刻な喧嘩になってしまうこともあります。
不満があっても決して配偶者の両親や親戚を悪く言ったりせずに、他の方法で状況を改善することを考えましょう。

おわりに

このように夫婦喧嘩になる原因にはさまざまなものがありますが、喧嘩になる前にできることは、お互いのデリケートなエリアに立ち入らないということです。
夫婦といえども他人に違いはありませんから最低限の思いやりは持って接することで夫婦喧嘩を避けることができます。
また夫婦ならではのあうんの呼吸をあてにせずに、日頃から積極的に会話をして考えていることを打ち明けて、不満を小出しにして溜め込まないようにすることも大切です。
不満を打ち明けることなく我慢して溜め込み過ぎると、一気に爆発して喧嘩になってしまいます。
喧嘩するほど仲がいいという言葉もありますが、やはり穏やかに安定した関係が夫婦の最も美しい形と言えるでしょう。